
コンプレックスとは、心理学、精神医学用語では、「複合的な感情の纏まり」のことです。上記の画像のように感情が複雑に絡み合って解けない状態になっているものがコンプレックスです。
「複合的な感情の纏まり」の意味でのコンプレックスは、フロイト派、アドラー派、ユング派など、深層心理学諸学派の間でだけ流れている概念だと言われており、心理学や精神医学の世界で広く受け入れられているわけではないようです。
当サイトでは、実体験も合わせて気づいたことなど、独自の考えなども混ぜてお話していきます。まず、「複合的な感情の纏まり」の簡単のイメージを見て下さい。
上記イメージのように無意識内に傷を核として「同じような感情が纏まることでコンプレックス(複合的な感情の纏まり)が形成」されていきます。
本当に簡単なイメージですが、このように複数の感情が纏まって1つの纏まりを形成します。形成された纏まりがコンプレックスですが、同じような性質の感情が纏まっていくことで、より大きなコンプレックスへと肥大化していきます。「深刻なコンプレックス」というのは、これが肥大化しすぎたもののことを言います。
コンプレックスは思春期に生まれやすいと言われています。対人関係の中で比較することで「劣等感」「優越感」が生まれます。「コンプレックス」=「劣等感」と言うわけではありません。「劣等感」は「感情」です。「複合的な感情の纏まり」=「コンプレックス」です。例えば、劣等感情の纏まりはの場合は劣等コンプレックスです。
コンプレックスは大きく分けるとポジティブなものとネガティブなものがあります。ポジティブなコンプレックスを持っている人は周りを無意識でどんどん幸せにし成功を増やす働きがあります。俗に言う「あげまん女性」はポジティブなコンプレックスを持っていると言えます。
逆に、ネガティブなコンプレックスを持っている人は周りを知らず知らず不幸にし、ネガティブ思考になり失敗や挫折をを増やす働きがあります。
<< ADの後に記事が続きます >>大きくなったコンプレックスは、やがて人格を形成し同質のエネルギーを吸収し肥大化して知性も持ち始めます。
マイナスのネガティブなコンプレックスは、まずは自分自身にネガティブな感情を持たせるようにします。何をしても楽しくない、面倒、もう無理、嫌い、嫌だ、誰もわかってくれない、怒り、など様々な感情を自分に持たせるようにコンプレックスが仕向けてきます。コンプレックスの思いのままにマイナス感情を持ち続けると、コンプレックスはやがて肥大化して自分からマイナス感情を吸いつくすと、次は外界への影響を出し始めて、周りの人からマイナスの感情をいただこうと動き出します。
コンプレックスは、周りの人が怒りや悲しみを持つことで、更なる肥大化のエネルギーになるので、ごちそうを探すかのようにマイナス感情を持つ人に近寄るように本人に思わせてきます。自分自身、このコンプレックスに動かされていることに気づきません。
結果、肥大化したマイナスのコンプレックスを持っている人の影響を受けると、さまざまなマイナスな出来事が起き始めます。トラブルメイカーもそうです。
しかし、無意識レベルの働きと意識レベルの働きは同じに見ることはできないので、見つけることは非常に難しいのです。外界まで影響を出すようになったコンプレックスを持っている人は二重人格、多重人格になる手前の状態です。長い年月をかけ、他人を病気にさせたり、事故を起こさせたりして、マイナス感情を持たせようとする恐ろしいものがコンプレックスのなのです。
そしてコンプレックスは自分を嫌って自己否定し思い込んでいく事で形成されていくのです。大事なことはありのままの自分を受け入れることです。
劣等感はバネになりますよね。しかし、バネにしないで逃げ続けるとどうなるか?無意識の中で徐々に未処理の劣等感が纏まっていくのです。それが劣等コンプレックスです。